私が40年生きてきて、最も衝撃的だった出来事。
35歳で突然病気が発覚した時の話です。🥺
病気をきっかけに見つけた本当の願い
病気の発覚
病気の検査結果を聞きに行く日は、母が一緒に来てくれました。
先生が病名を言った時、私は「ああやっぱりか、、、」と絶望。
隣にいた母は、すごく浅くて不自然な深呼吸をしたので、すぐ「大丈夫?」と声をかけたのを覚えてる。😅
(母は心臓が悪いからこういうストレスは本当にかけたくなかった🥲)
私は病院では落ち着いたふりをしていたけれど、一歩病院から出て母と二人になった時、我慢していた涙が溢れました。
そして「ごめんね」という言葉が出てきました。
こんな病気になって、心配かけてごめんーー!!😭
家に帰って父に病気のことを伝えると、父も動揺は隠せず、ご飯を食べられなくなってました。
あの昭和の頑固親父気質の父が、ショックで食欲をなくすとは・・・!
でも、そりゃそうだよね・・・。
なんで私??まだ若いのに!🥲
という気持ちで私も大混乱でした。
本当の願い
まだ治療方針はこれから決まるという時。
事前に薬や手術、病気のことを自分で調べていました。(この時、必ず信頼できる病院の公式サイトで調べることが大事!)
怖いことも書いてあるから読むのがめっちゃ嫌だったな。
この時、こうなったらどうしよう、ああなったらもうおしまいじゃん・・・と妄想してしまって、さらに素人知識で色々勘違いしてしまい、
私、もしかしたら長生きできないのかも。
あと数日ってことはないけど、あと何年先、生きてなかったら・・・??
と思ったんです。(実際はそんなに緊急事態ではなかった)
そしたら、さーっと血の気が引いたんです。たぶん顔真っ青だったと思う。
どうしよう。私、とんでもないことになってしまった。🥲
そしてその時、
嫌だ!!
私はみんなと、これからももっといろんな経験をしたい!!
と思ったのを強烈に覚えています。
経験したい!!というか、まだまだこれから経験するんだ!!と決意した、という感じもありました。
で、この「もっといろんな経験をしたい」なんだけど
楽しい、嬉しい、ワクワク、などの良い体験だけしたい。ということじゃないんです。
悲しいとか辛いとか、ネガティブなことも全部含めて、「あれは大変だったね、とかあれは〜〜だったねー」とか言いあって、
良いも悪いもぜんぶ体験して、
みんなとその感情を味わいたい!
と思ったんです。
これには自分でも驚きました。
私は普段から「なんで世の中って嫌なことが起こるんだろう。せっかく良いことがあっても、悪いこと1つあったら全部帳消しじゃん!」と思うくらい、メンタルが弱かったのに。笑
良いも悪いも全部受け止めて、とにかくこの世に存在して、体験したい。
強烈にそう思いました。
一瞬たりとも、「あのバッグ買えば良かった」とか「もっとお金が欲しかった」なんて思わなかった。笑
もちろん「バッグを買う」というのも体験だけれど、欲しいものは物質じゃなかったんです。
欲しいものは、「体験と気持ち」だったんです。
まとめ
その後、手術や治療も順調にいって、おかげさまで今ではすっかりと元気に暮らしています。
衝撃的な出来事だったけど、私はこの病気を通して
経験値が一気に100倍になった感じがします。
病気なんてしたくなかった。それでも、やっぱり病気でしか学べないことがたくさんあったから、それはもう、今では私の宝物になっています。
今はすっかり元通りになりすぎて、すぐ「あれ欲しいけど高い〜買えない〜😭」とか文句言ったりしてるけれど、
ふとこの「本当の願い」を思い出したり、「こんな悩みも今命があるからだなぁ」って思ったりしています。